大腸ステント

大腸ステントとは

ステントとは管状の器官が狭くなったり、通りが悪くなった箇所に留置し、狭くなった部分を拡げて通りを良くする医療器具です。

大腸ステント消化管血管などそれぞれの部位に適したステントが存在し、金網でできた筒のような形状をしたものが多くなります。

大腸ステントに関しては、大腸の内側が狭くなった場合に、内側から留置して拡げて通りを良くするために用いられます。

大腸がんでは、「がんそのものによって大腸が狭くなった」、「外科手術後の影響(癒着)などによって大腸が狭くなった」、「リンパ節や腹膜への転移から外的圧迫によって狭くなった」などで使用されることが多くなります。

とくに大腸では腸閉塞を起こすような重篤な場合に用いられることが多いです。

腸閉塞(ちょうへいそく)とは、大腸では大便・水分・ガスなどの内容物が通過障害を起こしている状態を指します。
 
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大腸ステントの適応と合併症

腸閉塞などを起こし、腸の狭窄の解除が必要でありながら外科手術を行えないような例などでは、大腸ステントを留置する治療法が検討されます。

尚、大腸ステントの留置は大腸内視鏡によって行われます。大腸ステントによって大腸の通過障害が改善されることで、食事の摂取なども可能となります。

腸閉塞を起こしているような大腸では、その粘膜が弱い場合があり、大腸ステントを留置する際などで大腸が傷つけてしまい、孔(あな)が開いてしまう穿孔が考えられます。

また、ステントが外れたりずれてしまい、十分な効果が得られない場合もあります。
 

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