MRI検査

MRI検査の特徴

MRI検査は、磁気の共鳴を使って体の内部を細かく撮影する検査です。

MRIとは、英語で「Magnetic Resonance Imaging」の略で、日本語訳すると核磁気共鳴画像法ということになります。

体の内部を細かく撮影できるCT検査がありますが、脳や関節など軟部組織についてはMRIの方がよりはっきりと画像化できる場合もあります。

また、MRIでは放射線被曝がないというメリットがあります。

このため、用途や対象者に応じてCT検査と使い分けられており、妊娠初期を除いて妊婦でも使用することができます。

但し、MRIでは強い磁力を使って撮影するため、金属磁性体は持ち込むことができません。
 
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MRI検査これらの物を持ち込むと、機械が故障したり画像に乱れが生じたりやけどの恐れがあるからです。

このため、ペースメーカーや体内埋め込み型除細動器などの埋め込み型医療機器があるとMRIを受けることができません(一部のペースメーカーでは撮影可能なので医師に確認を)。

また、アイメイク(マスカラ・アイライン・アイシャドー・アイブロウなど)やカラーコンタクト・入れ墨・アートメイクなどにも磁性体が含まれている恐れがあり、検査を受けられないことがあります。

MRI検査にもCT検査と同様に単純MRI(造影剤を使用しない)と造影MRIがあります。

造影検査では強調したい部分を変化させて撮影することもできます。これによってより組織の異常を得意的に発見することができます。
 

大腸がんとMRI検査

特に自覚症状がない人に対して大腸がんの有無をスクリーニング時には、できるだけ体や費用の負担が少ない便潜血検査が行われるのが一般的です。

便潜血検査で陽性であれば、大腸内視鏡検査などの精密検査に移る一般的な流れで、大腸内視鏡検査で大腸がんが見つかった場合には、次には治療方針を決めるために病気の進行度(病期・ステージ)を診断する必要があります。

この段階でよく行われるのがMRI検査やCT検査といった、体の内部をより精密に知ることができる画像検査になります。

MRI検査によってがんの位置・大きさ、リンパ節や他の臓器(腹膜・肝臓・肺など)への転移の有無や程度、大腸の状態などを知ることができ、これによってステージが診断されます。
 

MRI検査の流れ

検査前日は飲食などの特に制限はありません。検査当日は検査直前の食事は絶食になることが多くなりますが、時間帯にもよりますので医療機関に確認しましょう。

また、併せて内服薬やインスリン注射などについても確認しておきましょう。

MRI検査では強い磁力を使うため、金属や磁気を帯びた物は持ち込むことができないので、検査室に入る前に身に着けている金属類(入れ歯・ヘアピン・かつら・アクセサリー)やアイメイク・カラーコンタクトなどは全て取り外しておきます。

検査台に横になり、造影検査の場合には先に造影剤の注射をします。

MRI検査では検査時間が15~30分程度かかりますが、検査途中に体を動かすと画像がきれいに取れません。

このため、台にベルトで体を固定されます。また、機械からかなり大きな音が鳴るため、耳栓や耳当てが使われることが多いです。

準備ができると機械の中に入って撮影開始です。

機械は直径数十cmの狭い空間です。撮影中は入り口も閉じられるため、気分が悪くなったりした場合は手に握ったボタンを押して知らせるなどします。
 

MRI検査の注意事項

MRI検査は、狭い筒状のような装置に入って行われます。しかも15分~30分程度時間がかかり、長い時間じっとしていることが大事な検査です。機械から大きな音もしてそれで不快になる人もいます。

このため、閉所恐怖症の人や大きな音が苦手な人、長時間じっとしていられない人では撮影が難しい場合があります。小児などでは、鎮静剤を使って眠った状態で撮影することもあります。

最近では閉塞感の少ないオープンMRIを導入している医療機関もありますが、導入施設が少ないのが現状です。

また、造影剤によって気分不良やアレルギーが起こることもあります。

造影剤のアレルギー反応ではアナフィラキシーに至るような重篤な場合もあります。検査前の問診表や説明などはしっかり受けておきましょう。
 

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