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国内で増加傾向にある大腸がん

日本人の大腸がんの動向

厚生労働省は3年ごとに「患者調査」を行っています。

その最新(2014年)の統計によると「結腸および直腸の悪性新生物」(ここに大腸がんが含まれます)の総患者数(継続的に治療を受けている人)は、約26万人で前回調査から約3万人の増加となっています。

国内,大腸がんがん(悪性新生物)で治療中とみられる総患者数は、前回調査から約10万人の増加となっていますが、その中でも大腸がんが増えていることが見て取れます。

また、同じく2014年度のがん統計で見ると大腸がんの罹患者数(新しくがんになった人)は、全てのがん患者数の中でも部位別に見ると第1位となっています。

罹患者数を男女別・部位別に見ると、男性で肺がんに次いで第2位、女性でも乳がんに次いで第2位の多さとなります。

この結果を見ると大腸がんが日本人にとって、決して珍しくない病気と言わざるを得ないかもしれません。

なお、罹患率(その病気にかかる人の割合)で見ると、大腸がんは1960年代~1990年代までは増加傾向でしたが、それ以降は横ばいの状態にあるとされています。
 
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日本人の大腸がんの死亡率

一方の大腸がんの死亡率(大腸がんで亡くなる人の割合)ですが、1960年代以降は増加傾向になりましたが1990年代以降は減少傾向にあるとされています。

しかし、患者数が増加しているため、死亡者数(実際にその年に大腸がんで亡くなった人の数)としては増えているという結果になっています。

2014年のがん統計では、がんの部位別に死亡数を比較して見ると大腸がんでの死亡数は、全体では第2位、男性では肺がん・胃がんに次いで第3位、女性では第1位となっています。
 

本当に大腸がんは増加傾向なの?

少し前まで大腸がんは欧米人に多く、日本人には少ないと言われていましたが、最近は日本人の大腸がんの発生率も欧米とそれほど大差なくなってきていると言われます。

大腸がんの発生要因として、食生活生活習慣の影響が大きく、肥満・飲酒・喫煙・赤肉食・加工肉食・塩分過多・ストレスなどがその代表的なものです。

これらの要因を抱えている人は現代社会において増えており、生活環境の変化が大腸がんの増加に繋がっているのではないかと考えられています。

また、大腸がんの発生を年齢別に見ると40歳代くらいから発症が増加し、高齢になるほど罹患率が高くなる傾向にあります。

これについては加齢による腸の老化・免疫機能の低下やリスク要因の蓄積などの影響が考えられますが、社会の高齢化が進み、高齢者人口が増えていることが大腸がん患者数の増加に繋がっているとも考えられます。
 

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