大腸がんの末期

大腸がんは、早期治療で100%に近い確率で治癒する可能性が高いといえます。また、がんを切除する事ができれば、たとえステージIIIやIVの進行したがんでも治る可能性は高くなります。

しかし、転移がみられるような末期の大腸がんになると、がんを切除することが難しくなり、余命が短くなる可能性があります。
 

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大腸がんの症状は主に、下血、血便、便秘、下痢などがありますが、末期症状になってくると排便や排尿の困難、体重減少、腰痛、腸内出血による貧血、腸閉塞などの症状が強くなってきます。

この時期になると大腸は消化器官としての働きが低下し、全身の倦怠感がひどく、食べられないという状態になるので体重減少といった症状が現われはじめます。

大腸がんが腸管内に深く浸潤して、腸を突き破ると大量に出血する事もあり、同時にがんは腹腔内に広がる腹膜藩種がおこります。腹膜にがんが広がると腹膜炎を起こし、発熱や嘔吐、激しい腹痛が症状として現れます。
 

末期の大腸がん治療

大腸がんは、肝臓や肺に転移することが多いようですが、に転移すると激しい痛みを伴い、骨の変形や骨折を起こしやすくなります。稀にですが、がん細胞が脳に転移して意識障害が現れることがあります。

末期の大腸がん末期の大腸がんでは、他のがんと同じように根治を目ざす治療ではなく、延命のための抗がん剤治療、放射線治療、痛みや精神的なケアを行う緩和治療が中心となってきます。

また、末期の大腸がんでは、痛みが強くなるのでモルヒネを使った治療が行なわれます。

以前は患者の痛みの緩和と意識レベルを保つことが困難でしたが、最近では患者の意識レベルをある程度保ちつつ、痛みや苦しみをコントロールすることができるよう、モルヒネの研究も進歩してきています。

最期まで、患者のQOL(生活の質)を保ちつつ、痛みや苦しみをコントロールすることが最優先の治療になります。
 

余命宣告について

末期がんの場合、すでにがんが色々な所に転移していて、手術ができない場合は医師から3ヵ月、6ヵ月等と余命を宣告されることがあります。

この余命は、これまでのデータをもとに医師が推測するもので、決してその通りでなく、宣告された余命より短い命の人もいれば、2年、3年と生きている人もいます。

一つ言えることは、がんで余命を宣告された場合、脳出血や心臓発作、交通事故での即死といったものよりも残された時間を大切にできるという考え方もあるようです。

近年では担当医に治療方法を任せるのではなく、医師の意見を取り入れつつも自分で治療方法を選択していく患者も増えています。自分に合った治療法でどのような最期を迎えるのか、一番満足できる方法を選択することも可能なのです。
 

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