大腸がんの再発と再発率

大腸がんの再発・転移

手術でがん組織を切除しても、その周囲には肉眼では見えない細胞レベルで既にで飛んでいる場合があります。

そのため、手術では広い範囲でがんを含む組織を切除しますが、結果的に取り切れずにがん細胞が残ることがあります。

残ったがん細胞が少しずつ大きくなって、再び腫瘍を作ることを再発と呼びます。

また、がん細胞は血液やリンパによって他の臓器やリンパ節に転移している可能性があり、それが大きくなって転移という形で見つかることがあります。
 
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大腸がんの再発率

再発率は、ステージ(病期)によって異なってきます。

大腸は、リンパ管、リンパ節、血管も豊富な器官なため、粘膜下層より下に進んだがんでは再発率が上がってしまいます。

大腸がん,再発ステージⅠでも粘膜下層までの場合は、再発率は1.5%程度、筋肉まで進んでいる場合では約6.5%(およそ15人に1人)だと言われています。

これがステージⅡでは、13%(7~8人に1人)程度、ステージⅢでは約30%程度になるとされています。

また、結腸がんでは再発率は約14%、直腸がんでは約24%と直腸がんの方が高いという結果があります。

再発の可能性が考えられる場合、手術後に化学療法を行うことでできるだけ残ったがん細胞を減らす治療をします。

大腸がんの再発の時期ですが、数か月で起こる場合もあれば数年かかることもあり、再発したほとんどの患者さんは手術後5年以内に再発の診断を受けているという結果が出ています。
 

再発の早期発見には定期健診

再発であっても、がん細胞が小さい早期の状態で発見し、早期に治療することが大事になります。

定期健診でよく行われるのは、問診、採血(特に腫瘍マーカー)、レントゲン検査やCT・腹部超音波検査といった画像検査、大腸内視鏡検査などです。

治療終了から3年は1~3か月に1回程度、その後、おおむね半年に1回程度の定期受診や採血となります。画像検査はそれよりも少し長めに間隔を置いて行われます。
 

再発した大腸がんへの治療

再発時にはその方によってかなり病状が異なりますが、精密検査をして手術での切除が可能であれば手術が行われます。

しかし、手術が当面難しい場合には化学療法や放射線療法が優先的に行われることもあります。また、化学療法や放射線療法の後に手術が行われることもあります。
 

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