大腸がんと年齢
大腸がんの患者数を年齢別にみてみると、40歳を過ぎた頃から患者数が増えはじめピークは67歳前後になることがわかります。
このような結果から、いくつかの団体が大腸がん検診開始の推奨年齢を発表していますが、どの団体も50歳で一致しています。
この検診基準は、大腸がんの家族歴がない人や、若年で大腸がんと診断された血縁者がいない人を対象にしたものです。
もし家族や血縁者の中に大腸がんを患った患者さんがいる場合には、40歳から検診を受けることが推奨されています。
がん全般の罹患率(日本人10万人あたり、がんになるのは何人なのかを示した割合)では、臓器別にみても大腸がんは男女をもに上位を占めているのが現状です。
大腸がん検診は40歳から推奨

大腸がん患者の男女比率に関しては、男性の方が多く5:4とされており、アルコールやたばこを好む人が男性の方が多いという理由も考えられます。
日本人の大腸がんの患者数は、臓器別にみてみると男性では、肺、胃、に続いて3番めに多く、女性に関しては第1位となります。
大腸がんは他のがんに比べると治る確率が高く、早期治療が治療を行うことで高い確率で治癒できるといわれています。
早期の段階では自覚症状がないため、40歳以上の人は定期的な健診が重要になってきます。